ソーシャルディスタンス、三密回避…政府の推奨する「新しい生活様式」なるものが、声高に叫ばれています。

当道場においても、接触防止や消毒換気などの感染予防対策を、生徒さんに協力を仰ぎながら実践していきたいと思います。




ただ、フェイスガードとマスクを装着した上に教壇をアクリル板で仕切る学校の授業や、

立入禁止の黄色いテープでグルグル巻きにされた公園の遊具など、今の状況は、集団パニックと言われても仕方がない状況なのかもしれません。




このウイルス禍は、「人間とは何か」という根本的な問題も突き付けているようにも思います。

「人間」は、「ニンゲン」とも「ジンカン」とも読むのですが、ウイルス対策の旗印の下、ジンカン(人と人の距離)をとりすぎるあまり、

ニンゲンらしさを失わせてしまう恐れは拭えません。




確かに、誰だって病気には罹りたくはないでしょう。ウイルスがまん延しないよう、各人で手洗い消毒などを徹底すべきです。

だからといって、人間は、病気に罹らないために生きているわけではありません。




何のために生きるかは、それぞれが決めるべきことです(個人の尊重・憲法13条前段参照)。

なのに、感染防止のためだけに、一律にライフスタイルを変えようとする風潮には、やはり、無理があるのでしょう。



どうか、ウイルス禍が、「人間万事塞翁が馬」となり、僅かでも幸せに転じますように。

そう強く祈りつつ、皆さんのライフスタイルを豊かにしていくお手伝い、今月も続けていきたいと思います。



書法道場師範 武田双鳳



※憲法13条前段 すべての国民は、個人として尊重される。

※人間万事塞翁が馬…一般的には、「幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではない」というたとえ。